ソファ ボールペンの汚れ落とし

今回の施工事例はこちらのソファーです。

見覚えないがボールペンの跡がついてしまっている…とよくご相談いただきます。
ソファに限らず、衣服やバッグにもついてしまっていたり・・・。
衣服など小物だと洗うことができますが、ソファはご自宅でお洗濯はできない、すぐに買い替えもできませんよね。
そこでまずはご自宅でどうにかならないかとよくご質問いただきますので簡単にご説明します。


ソファーの種類によってボールペンの汚れを落とす方法は違います

『合皮』と『本革』のお手入れ方法は全く違います。
間違った方法で汚れを落とそうとすると、逆に革を痛めてしまう可能性も出てきてしまいます。
お手入れをする前に、しっかりと革の種類を確認するようにしましょう。


◆合皮製ソファの場合◆
※ソファによっては以下の方法を使うとソファの色が落ちてしまう可能性があります。
以下の方法を試す前に、まずソファの目立たない部分でソファ本来の色が落ちないことを確認してから行うようにしましょう。

・エタノールを使う場合
合皮製ソファの汚れには、ドラッグストアやネットでも簡単に手に入るエタノールが有効です。
エタノールは水性、油性の汚れどちらにも効果があるので、ボールペンの種類に関係なく使うことが出来ます。
使い方も簡単で、エタノールを含ませた柔らかい布で汚れの部分をさっとなでるように拭き取るだけです。
拭き取るときは、くれぐれも強く擦らないようにだけ注意してください。
摩擦によって革が傷んでしまう可能性があるのでご注意ください。

・洗濯用洗剤を使う方法
ぬるま湯に洗濯洗剤溶かし洗剤水を作る→キッチンペーパーに洗剤水を含ませ、汚れの上に張り付ける→キッチンペーパーの上からラップをかぶせ、密閉する→キッチンペーパーとラップを外し、柔らかい布で乾拭きする
放置する時間は、半日を目安にしてください。
半日以上放置すると、水分がソファに染み込んでしまい革を痛めてしまう可能性があります。
また、最後に乾拭きをするときにはソファの表面に洗剤や水分が残らないように気を付けましょう。

・重曹を使う方法
重曹をぬるま湯に溶かし重曹水を作る→重曹水を含ませた柔らかい布で汚れを拭く→水を固く絞った水拭きで重曹を拭き取る→乾拭きして表面の水分を拭き取る
重曹を使う場合も、ソファの表面に重曹や水分を残さないように注意しましょう。


◆本革製ソファの場合◆
本革は非常にデリケートな素材です。
合皮と同じようにエタノールや洗剤を使ってしまうと、逆に革を痛めてしまいます。
本革の汚れを取り除くには、本革用クリーナーを必ずお使いください。
※クリーナーとの相性によってはソファ本来の色が落ちてしまう可能性があります。

ボールペンの汚れに限らず、ソファに汚れがついてしまったときは素早い対処をすることが何より重要となります。
汚れがついてしまった、もしくは汚れに気が付いたときはそのまま放置せずに素早く対処するようにしましょう。
素早く対処するように気を付けていても、落ちない汚れがついてしまうことはあります。
洗剤やクリーナーではきれいに取れない、シミができてしまった・・・
ソファの事でしたらソファ研究所までお問い合わせください。

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いかがでしょうか。
(上記の写真のようにオーストリッチ素材や風合いがあっても大丈夫です！！)
部分的に染め直し箇所は分かりづらい仕上がりになっています。
小さな汚れでも、放置してしまいますと取れなくなってしまいます。
ボールペンが付いてしまった際は早めにご相談ください。