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2022.11.13
目次
ソファーの座り心地はウレタンで大きく左右されると言いますが、内部の構造により座り心地は大きく変わります。
ソファーの内部構造は大きく分けると4つあります。
コイルスプリングは螺旋状のスプリングを並べており、各スプリングを鉄線で連結させています。コイルスプリングの特徴として、座った際に複数のスプリング全体に体重が分散されるため、どこに座っても同じ座り心地になるという特徴があります。
S型のバネを波上に加工したコイルです。ポケットコイルやコイルスプリングに比べると弾力性は劣るものが多いです。ソファー中央部は比較的弾力性が強いのですが、端のほうは中央と比べると硬く感じることがあります。
コイル自体厚みが少ないので、軽量化しやすく座面の薄いソファーなどに向いています。
布製の素材を交互に編みこんだバネです。
金属を使用していないので軽く、音がしないなどのメリットがあります。
耐久性が強いので高級ソファーに使われる場合もあります。
スプリングが一つ一つ袋に入っていて、それぞれのスプリングが体重を支える構造です。弾力性が良く、体にフィットした座り心地を得られます。
上記の4つが主に使われているソファーの構造です。高級なソファーは「座り心地」「耐久性」を良くするために、どの構造を使用するかなどしっかりと考えられています。
ソファーの生地には3つ種類があります。
・天然皮革
・合成皮革
・ファブリック(布)
上記の生地について詳しく見ていきましょう。
天然皮革は動物の革を染色した素材になります。しっかりと手入れをすれば3つの生地の中で最も寿命は長いです。しっかりとしたお手入れをした場合10年以上使用することも可能です。また天然皮革は使い込めば使い込むほど風合いが増して自分好みの一点ものとなっていきます。
天然皮革の寿命はお手入れによって大きく変わってきます。特に革の保湿を怠ると数年でヒビが入ってきたりします。天然皮革を選ぶ場合はしっかりとお手入れするようにしましょう。
合成皮革は織物などに樹脂を塗って作る素材です。低品質な合成皮革の場合はすぐに破れてしまったりする場合があります。国内産の良質な合成皮革の場合、ソファーの寿命は5年以上の場合もあります。合成皮革はコーティングに塩化ビニルを使用している物が多く、ある程度の年数が経つと表面が硬くなりひび割れたりすることがあります。
合成皮革は素材が硬いものが多く座り心地は天然皮革に比べて劣る場合が多いです。
同じ合成皮革であっても座り心地が全く違う場合があり、購入の際は実際に座ってみて座り心地をしっかり確かめる必要があります。
ファブリックと言うのは布生地のことです。天然皮革や合成皮革のようにひび割れる事はありませんが、座っているうちに擦り切れたり、汚れが目立ってくることがあります。ファブリックソファーの寿命は生地や使用頻度によって大きく変わりますが、5年以上持つものが多いです。
また最近では取り外し可能なカバータイプのファブリックソファーが販売されています。このタイプであれば汚れてきてもクリーニングに出すことも可能です。また破れたりした場合は新しいカバーを買ってまた使用することも可能です。
ソファーの歴史の長い海外ブランドから国内ブランドまで、様々なソファーブランドがあります。ソファーはデザインも大事ですが、座り心地を兼ね備えていないといけません。ショールームなどに行って座り心地の確認をしてから購入するようにしましょう。
一般的に売られているソファーの寿命は早いもので一年程度でボロボロになってしまうものもあります。高級家具店で売られているソファーは30年以上使用できるものもあります。
高い値段で売られているソファーはウレタンの交換、生地の張り替えをすることにより長い年月使用することができます。安価なソファーに関しては木枠が破れてしまったり、底が抜けてしまう、内部のバネが壊れてしまう、足が折れてしまうなどが原因で長く使えない場合があります。
ソファーにはフレームがあり、ある程度使用しているとフレーム自体が破損する場合があります。
通常座っているだけではフレームが壊れたりする事はまれですが、お子さんがソファーの上でとびはねたりしたり、同じ場所にいつも座っている場合などが原因でフレームが破損する場合があります。
ソファー内部のスプリング破損が原因で座面が落ちてしまうことがあります。スプリングはウレタンの下に使用されているバネのことです。
こちらもフレームの破損同様、座面に無理な負荷がかかった場合などに起こる破損です。
本革ソファー、合皮ソファー、ファブリックソファー全てに共通する破損ですが、生地自体が経年劣化によりスレてしまったり、破れてしまうことがあります。特に最近のペットブームによりペットが爪で引っ掻いてしまったりして生地が破損するということがあります。また日のあたるところにソファーを配置していると、日光により日焼けしてしまうなどのことも考えられます。ファブリックソファーの場合は飲み物をこぼしてしまったり、ペットの尿などによりシミができてしまう場合もあります。
ではどうすればソファーを長く愛用することができるのか?
できるだけこまめにソファーについた汚れやほこりを拭きましょう。 ソファーについたほこりや汚れをそのままにしておくとソファーの劣化を早くさせてしまいます。
また人の皮脂などは放っておくと酸化して黒ずみの原因となる場合があります。こまめに乾拭きするように心がけましょう。
毎日座るソファーなので同じ位置に座っていると1カ所に負荷がかかってしまいます。ですので出来る限り座る位置を変更しましょう。
ソファーの置く場所を直射日光が当たる場所やエアコンの風が直接当たる場所に配置するのはやめましょう。直射日光が当たることによりソファーが変色したり、劣化を早めることにつながります。できる限り直射日光が当たらない場所でエアコンから離して配置するようにしましょう。
①生地を剥がす
まずは張り替えるソファーの生地をはがします。大量のタッカーで固定されているので工具を使ってタッカーを抜いてから生地をはがします。
②はがした生地から型取りをする
はがした生地をもとに新しく張り替えする生地の形をとっていきます。 生地にパイピングを入れて縫っていきます。
③新しい生地をつける
型取りした新しい生地をタッカーを使ってとめていきます。 ソファーは丸みを帯びているのでしっかりと引っ張りながらタッカーでとめていく必要があります。
①交換用のウレタンスポンジを準備する
必要なサイズのウレタンを購入します。座り心地のことを考えて2種類のウレタンをスポンジボンドで張り合わせたりすることも可能です。
②ソファーのウレタンの入れ替え
カバーを外してウレタンを入れ替えます。
ソファーの修理には専門の技術が必要です。座面を取りはずせるタイプのウレタン交換ぐらいですと、ご自身でのソファー修理も可能かと思います。しかし破れたソファーや傷ついたソファーの張り替えは、型取りしたり、パイピングしたりと専門的な知識が必要となります。自信の無い方はソファー修理専門業者に依頼することをおすすめします。
ブランドソファー(カリモク・アクタス・大塚家具・カッシーナ他)の修理実績多数。
経験豊富な職人が一点一点丁寧に修理いたします。
長年培った技術で思い出の詰まった大切なソファーを蘇らせます。
ご相談・お見積りは無料ですので、お気軽にお問合せ下さい。
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